今回は、
英会話教室やフィットネスジムなどを
ネットワークビジネス(MLM)で展開している企業を紹介します
ネットワークビジネス(MLM)としては
あまり見かけない商材ですが
どんな報酬プランなのかや、
評判などを解説していきます
企業情報
いきなりですが、
株式会社COME UP(カムアップ)は
「株式会社ドログバ」が新しく名前を変えて再開した会社です
株式会社ドログバと株式会社COME UP(カムアップ)のビジネス内容は
非常に似ていますので、株式会社ドログバの情報も併せて見ていきます
なぜ、社名変更しているかといいますと
株式会社ドログバは
2020年5月29日に、消費者庁より
特定商取引法違反により取引等停止するよう命じられ、あわせて業務改善を指示されました
その影響によるものと考えていいでしょう
公式ホームページ:http://www.doroguba.co.jp/
処分対象事業者
- (1)名 称:株式会社doroguba(ドログバ)
(法人番号:7120001171128) - (2)本店所在地:大阪市福島区福島一丁目1番12号
- (3)代 表 者:代表取締役 新田 裕亮(にった ゆうすけ)
- (4)設 立:平成24年6月4日
- (5)資 本 金:1000万円
- (6)取引類 型:連鎖販売取引
連鎖販売業者である新田裕亮社長と、
業務に従事する三浦巧人氏に対しては
3カ月間の業務禁止を命じられています
どんな違反行為かといいますと、
- 「勧誘目的の不明示」
- 「勧誘目的を告げずに誘引した者に対する公衆の出入りしない場所における勧誘」
- 「書面不交付」
- 「断定的判断の提供」
- 違反行為として上記の4つが認定されています
2年間で消費生活センターに寄せられた「相談件数は130件」にも上ったそうです。
株式会社ドログバは
こちらの業務禁止命令を受けて、株式会社COME UP(カムアップ)を立ち上げたといえます。
株式会社COME UP(カムアップ)も
株式会社ドログバと同様に、
特商法に違反した勧誘を行っている可能性が高く警戒が必要です
株式会社doroguba(ドログバ)の会社概要
株式会社COME UP(カムアップ)には、ホームページが存在していません
会社情報が希薄である以上は、株式会社ドログバの情報は重要となるでしょう
Twitterでは、「IRって知っている?」みたいなやり取りから始まり、
このカムアップという企業が、
国家事業のIR(カジノ)事業に関わっているような
雰囲気で勧誘をしていたらしいです
政府の事業っていわれたら、安心してしまう人もいたのかもしれませんね
英会話教室のネットワークビジネス(MLM)
COME UP(カムアップ)の概要
COME UP(カムアップ)という企業は、
正式名称を「株式企業COME UP」といい、大阪府大阪市北区に所在する企業です
繰り返しになりますが
企業の公式ホームページがないので、企業の概要が分かりません
やはり、過去の違反行為による行政指導の影響で
公にしたくない理由があるのかもしれません
カムアップが取り扱っている商品(サービス)
カムアップが取り扱っている商品(サービス)は「習い事」です
具体的には、
- 英会話
- カジノディーラーの資格
- フィットネススクール(筋トレ)
の3つを柱にしています
コロナウイルスの流行で、
いろんなものが在宅でやるようになりましたが
カムアップの英会話教室や、フィットネススクールも
オンラインでレッスンが受講ができるという話でした
ただし、
オンラインといっても、具体的な方法は明確にされていません
独自のシステムなのか、
ZOOMなどのオンラインでのツールを利用して受講するものと推測できますが
明確な説明は見当たらなかったです
将来的には、
中国語、料理、IT、ゴルフ、キックボクササイズも手掛ける計画があるそうです
カムアップでビジネスをする場合
カムアップでネットワークビジネス(MLM)をする場合のコストをみていきます
カムアップの初期費用
カムアップは、正会員、準会員、仮会員の3種類の会員種別があります
仮会員とは、ネットワークビジネス(MLM)をやらずにユーザーとして利用する会員です
準会員も正会員は、
ネットワークビジネス(MLM)としての登録料ですが、もらえる報酬が異なります
当然ではありますが、
正会員が一番多く報酬がもらえる会員種別なので、正会員をすすめられます
もし、
正会員でビジネス登録をする場合は、
入会金やサポート料などで¥363,000が必要です
<初期費用の内訳>
- 入会金(教材費込み):330,000円(税込)
- サポート料(2ヶ月):22,000円(税込)
- 初月の月会費:11,000円(税込)
ちなみに
準会員の場合は¥253,000となっています
カムアップでビジネスを始める人には、
最初の2ヶ月間はサポートが受けられ、そのサポート料金も含まれているそうです
カムアップでビジネスを続けるためのランニングコスト
初期費用だけでなく、
継続してかかるコストも必要となります
カムアップでビジネスを続けるためには、
¥11,000/月を支払う必要があります
こちらが毎月の必要経費となります
カムアップの報酬プラン(ボーナス)
カムアップの報酬プランは
8種類(実質7種類のボーナス)が用意されています
ポイント計算されますが、1円=1ポイントになっているようです
ダイレクトボーナス
ダイレクトボーナスとは、
自分の直接紹介で新しい会員が登録したときにもらえるボーナスです
初期費用の10%が報酬として、受け取ることができます
ファストダイレクトボーナス
ダイレクトボーナスの特別版です
カムアップでビジネスを始めた日(登録日)から
30日以内に直接紹介で新規会員を登録すると、
報酬が10%プラスされ20%になります
アクティブボーナス
アクティブボーナスとは、組織を大きくすることに対するボーナスになります
毎月の売り上げに応じて、支払われるボーナスです
自分の直下のビジネスメンバーの
売り上げポイントに応じて「3%~18%」の報酬を受け取ることができます
メガマッチボーナス
自分の組織の2段目までのメンバーが受け取った「アクティブボーナス」から、
一定の割合で報酬として受け取れます
メガマッチボーナスを受け取るには、
下記条件があります
- タイトルがDirectorを達成:Lv1(直下のメンバー)のアクティブボーナスから30%
- タイトルがChief以上:上記ボーナス+Lv2(2段目のメンバー)のアクティブボーナスから15%
Directorになるには、
売上を180万円以上あげる必要があります
リーダーシップボーナス
リーダーシップボーナスとは、
自分の組織のダウンメンバーを育成したことに対して支払われるボーナスです
自分の直下のメンバーから、
450万円を売り上げるリーダーが誕生すると
リーダとなったメンバーはその人のグループからボーナスが還元されます
リーダーを育成した報酬として、
リーダー以外のメンバーの売り上げから
その売り上げに応じて「10%~20%」の還元率のボーナスをもらうことができます
シェアリングボーナス
シェアリングボーナスについては、説明がありませんでした
ボーナスの一覧表では、
「企業貢献ボーナス 1.5%+1.5%」と書いてあるので、
何かの条件を達成したら、そのパーセンテージが還元されるボーナスと思われます
アニュアルボーナス
年間の売り上げに対して、
1年に1回もらえるボーナスのことです
アニュアルボーナスをもらうには、タイトルと年間売り上げの条件をクリアする必要があります
支払われる額は30万円から最高タイトルで
売り上げ条件を満たすと3,200万円のボーナスになります
レベルボーナス
このレベルボーナスについての説明も
明確な記載はありませんでした
ボーナスの一覧表では
「ストックボーナス 最大12Lv」と書いてあります
条件を満たすと、
12段目までのダウンからの
ポイントをストックすることができ
ボーナスとしてもらえるものじゃないかと思われます
カムアップがあやしいと言われる理由
公式のホームページがない
カムアップの取り扱っているサービスは、
英会話教室やジムなどのいわゆる習い事です
コロナウイルスの影響もあり、
オンラインでレッスンを受けられるようになっているという説明でした
しかし、
カムアップの公式ホームページは全くありません
「ホームページのない企業=信用できない」というわけでありませんが、
オンラインでの英会話教室や、フィットネス教室というコンテンツを
インターネットを利用して提供するなら、
自社のホームページくらいあってもいいのかと思う人は少なくないでしょう
業務禁止命令が出ている
企業情報でも紹介しましたが、
「株式企業doroguba(ドログバ)」という企業で
業務停止命令が出ています
その時と同じような事業展開をしているのが
「株式会社Come up(カムアップ)」となります
業務禁止命令を受けること自体は、
絶対によろしくはありませんが
然るべき改善をすれば、
信頼回復に向かうと思われます
しかし、命令を受けてたからといって、
別の会社を立ち上げて、
同じようなビジネスをするというのは
根本的な改善につながるのかは疑問符でしょう
説明内容に無理がある
政府が進めているIR事業を切り口に、
カジノディーラーや英会話教室のビジネスのに勧誘するという強引な手口で
カムアップでビジネスをしたら稼げますという理論展開です
最終的には元々の「英会話教室」を紹介したいということでしょうが、
政府が進めているIR事業があるから、
だれでも稼げるようなニュアンスで勧誘をしているらしいです
しかし、
実際には「IR事業がある→カジノができる→カジノに外国人が来る→英語を話せるカジノディーラーが必要になる→英会話などの習い事をする人が増える」
といった流れで、
最終的に習い事のネットワークビジネス(MLM)の勧誘をしていたらしいです
かなり強引に、
カジノディーラーの資格や英会話教室の話にもっていく印象です
結局のところ、株式会社ドログバで展開していた
「英会話のビジネス」に話を持っていきたかったのでしょう
英会話やフィットネスのレッスンが受けられるか疑問
カムアップは自分が英会話のレッスンを受けながら
他の人を紹介することで、報酬が得られるシステムです
取り扱うビジネスの種類にまとまりがない
IRがあるから、英会話やカジノのディーラーが必要になるという話でしたが
しかし、IRとは無関係のフィットネス(筋トレ)の話まで出て、
将来的な計画としてゴルフや料理教室まで勧誘していたらしいです
「習い事」というキーワードから、
いろんな提案をしていたようですが
話に一貫性がなく、逆に信用を失うことにもつながりそうです
カムアップで稼げるのか
あきらかなデメリットが目立ってしまうので
カムアップでビジネスをすることはおすすめできませんが
一応、
その理由を説明します
コストが高い
カムアップは、ビジネスをするための初期費用も、継続してかかるランニングコストも高いです
初期費用だけでも「30万円以上」が必要ですし、
11,000円という月額会費も安くはないでしょう
仮に有益な教育コンテンツであったとしても
大半の人にとっては、継続して受講することが難しいでしょう
報酬プランが難しい
先ほどの報酬プランの解説からも
1人や2人を勧誘できたとしても
決して収入とすることは、カンタンではないでしょう
8種類(実質7種類)の
ボーナスが設定されていますが、
条件をクリアすることは
厳しい条件と言わざる得ないでしょう
勧誘が難しい
基本的に、ネットワークビジネス(MLM)は
SNSなどでの集客はNGとされています
実質は、口コミで勧誘して会員を増やす必要があります
カムアップのサービス内容を、
実際にお知り合いに紹介できるかになると思います
お知り合いの中に
英会話やフィットネス、カジノディーラーなどの習い事を必要としている人が
数名はいるという人は、ごく限られているでしょう
もし、何名もいたとしても
最初に30万円以上を支払い、毎月11,000円を支払えるという人は少ないでしょう
カムアップに限りませんが、
現実的に、新規の会員を勧誘できないと、
初期費用や毎月の会費の回収ができなくなるのが
ネットワークビジネス(MLM)でもあります
まとめ
今回は、
少々否定的な解説になってしまいましたが、
カムアップは、あらゆる側面から見ても
決して一般の人向けではありません
また、
カムアップが信頼できるかも判断ができません
カムアップのまとめ
カムアップはコストが高い
過去に業務停止等になっており、信頼性が未知数
取り扱うサービスが、英会話などの習い事で、周囲の人を勧誘しにくい
報酬プランも現実的ではない
たしかに
ネットワークビジネス(MLM)というだけでも、
一般的にはイメージがよくありません
純粋に、
英会話を身に着けたいとか、
フィットネスジムに興味がある人は
ネットワークビジネス(MLM)とは
関係してないことろで体験してみることを
おすすめします
もし、
権利収入として、ネットワークビジネス(MLM)を
検討している人であれば
まずは、今回ご紹介したぐらいの
高額な案件は避けておく方が良いでしょう
初心者でも現実的に、権利収入をえる方法は
他にもありますので、興味がある人は
オンライン講座にて、ご自身に合いそうな
ネットワークビジネス(MLM)の探し方を聞いてみてくださいブ:ブブ:ブブ:アブ:今ブ:★