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CHIAKI


平成を乗り越えた元転勤族     

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【天下一家の会】これが元祖ねずみ講!その仕組みを徹底解説!

※当ブログはプロモーションを含みます

今回は、
【天下一家の会】これが元祖ねずみ講!その仕組みを徹底解説!

ということで、

昭和の時代に発生した
「ねずみ講」の元祖となった事件を紹介します

目次

天下一家の会事件とは

天下一家の会事件(てんかいっかのかいじけん)とは、
故・内村健一による無限連鎖講(以下「「ねずみ講」」と表記)事件です

名義上は
故・内村健一の主宰する「第一相互経済研究所」が主宰するものであったものの、
後述するように故・内村健一の個人事業に等しいものであったことから、
実際には故・内村健一の主宰した「ねずみ講」と捉えられています

日本史上、
最大規模の「ねずみ講」事件であり、大きな社会問題となりました

 

事件内容

日本では、高度経済成長期の真っ只中の
1967年のことです

熊本県の片田舎に「ねずみ講」を主宰した
「天下一家の会」が誕生しました

創始者は、故・内村健一会長といいます

日本中に拝金主義という
つむじ風をもたらした「ねずみ講」は、
1967年3月に熊本県甲佐町で保険外交員をしていた
故・内村健一会長が、天下一家の会の前身に当たる
「第一相互経済研究所」を設立したことに端を発します

その後、
全国で112万人の会員を集め、
被害総額は実に1900億円にものぼります

人々に絶望と破滅をもたらしたまま
1995年にこの世を去っています

創立から6年目の72年に、
故・内村健一会長は20億1400万円の脱税容疑で逮捕され、
さらにその6年後には
元会員が起こした返金訴訟で
「ねずみ講」は公序良俗違反だと指弾されています

故・内村健一会長はあくまで
“すべての人は皆兄弟兄弟だから集めた金は皆で使おう”という発想で、
“天下一家の会はPTAと同じ会費で運営しているものが大きくなっただけ”とも言っていた

でも、そんな言葉には誰も耳を貸さず、
「ねずみ講」を禁止する法律まで作られていきました

 

熊本県阿蘇市に「ピラミッド」が建設されていました

国民の約1%が狂ったマネーゲーム

計算上では
15代目には会員数が2億人を突破することになり、
優に日本の人口を超えてしまいます

となると、
もはや新会員の獲得は不可能で、
下部会員を持てない場合は丸損になるわけです

この点こそが、
「ねずみ講」は詐欺だと
非難された最大の理由に他ならないでしょう

その後、
会の勧誘ノルマは2人と改められたものの、

計算上は2人の勧誘でも28代目に日本の人口を超える計算になります

実際には
勧誘された全員が会員になるわけじゃなく、
12年間で112万人しか集まらなかったといわれています

しかし
そんな強弁が通るはずもなく、
1979年に「無限連鎖講防止法(「ねずみ講」防止法)」が施行され、
天下一家の会は活動を停止しました

当時の人口は約1億1600万人ですので、
国民の約1%が歪なマネーゲームに狂奔していたことになります

創始者の内村会長は、終戦を20歳で迎えた人で、
海軍の予科練を経て特攻隊に入っており、
8月18日に出撃を控えていたのが、終戦で命拾いをしています

そして
“これまでは国が面倒を見てくれたけど、これからは自分で何とかするしかない”ということで
あれこれ生きる術を考えた世代の1人だったといえるかもしれません

裁判資料によると、
天下一家の会は創立から9年後の1976年にピークを迎え、
1日に1億円の入金も珍しくなかったといわれています

この年の内村会長の年収は2億7770万円で、全国長者番付39位でした
現在の価値で20億円以上を手にしていたとされています

その内村会長は1983年に脱税で懲役3年、
罰金7億円の有罪判決を受け、罰金の全額を支払えず刑務所に収監された
出所後、腎不全で69歳で死亡したのは約20年前のことです

 

会員の収益状況

1972年5月17日、
国税庁は会員に求めていた所得税の申告状況を発表しています

納税が必要な対象者は、
判明している分だけでも1970年以前の分が11764人、1971年分で7154人
勧誘費などの必要経費を除いた
1人平均の収入は約34万円であったとされています

なお、
1971年末の会員数は約717,000人であり、
課税対象となるまでの収益を上げた会員の割合は3.6%にすぎませんでした

 

「ねずみ講」のしくみ

天下一家の会の「ねずみ講」の仕組みは
いくつかのバリエーションがあったとされていますが、
その一例として「親しき友の会」について説明します

「4人の子会員を勧誘すれば、2080円が102万4000円になる」を
うたい文句に始まったとされています

  • 会員になった人(説明の都合で「A」とする)は、
    本部が指定する5代上位の会員に1,000円を送金する
  • Aは、4人の新会員(子会員、1代下位の会員)を勧誘して入会させる
  • 子会員は、4人の新会員(孫会員、2代下位の会員)を勧誘して入会させる
  • Aから見ると16人(=4²人)の孫会員がいることになる
  • 孫会員以下、同様の活動を行なう
  • ……

Aの5代下位の会員は1,024人になり、
その1,024人から、各1,000円ずつ集めると、
合計1,024,000円の配当を受領することが可能となります

天下一家の会は、
他にも「相互経済協力会」「交通安全マイハウス友の会」「中小企業経済協力会」などが
「ねずみ講」を運営していたとされます
(中には、交通事故死などの場合には見舞い金が出るといった共済的な性質も持った「ねずみ講」もある)

 

まとめ

故・内村健一については、
前述したように脱税で有罪判決が確定しています

しかし、
詐欺罪、出資法違反のいずれについても罪に問われていません

詐欺罪が成立するためには、欺罔(だますこと)の故意が必要でありますが

「ねずみ講」の場合、
会員が努力して「ねずみ講」を順調に行なうことができれば
多額の収入を得られること自体は事実であり、
結果的に損をしても欺罔の故意には該当しないと考えられています

当時は、法整備も部十分な時代で
違法でなければ何をしても良いという考えもあったのかもしれません

当然ですが現代では、
「ねずみ講」は完全に違法行為で禁止されています

このような「ねずみ講」という事件が

現在でも、
ネットワークビジネス(MLM)のイメージに
少なからず影響していることは否定できないでしょう

だからこそ、
ネットワークビジネス(MLM)を行っている人は
「ねずみ講」との違いを正しく理解し、

健全なネットワークビジネス(MLM)とは
いったい何なのかということを、
これから参入してくる人に伝えていって欲しいと思います

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平成を乗り越えた元転勤族

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